てぃーだブログ › ひまわりといさな

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Posted by TI-DA at

2017年03月25日

責任



昨日は大好きな先輩のパートナーにお昼ご飯を御馳走になった(^^)

大好きな先輩のパートナーは、やっぱりとっても素敵な人で、
お昼ご飯を食べながら、最近私がもやもやしてることを話せてとってもよかった。

この国はもう一度戦争ができる国になろうとしていて、
歴史を学んだ私は、「何もしない」のか。
歴史を学んだ「責任」と私はどう向き合うのか。
  


Posted by にちりんそう at 16:14Comments(0)日々☆

2017年03月20日

変化



かなり久しぶりの更新になってしまいました(^^;

元々、「歴史と結婚するから」と言いふらしていたため、
私自身も私の周りも、
まさか私が人と付き合うとか予想していなかったのですが、
人生わからないものです。


2017年はどうなっていくのでしょうか。
とりあえず、読んだ本や見た映画や、
参加した講演会や、行った博物館などの感想を、
もっとブログに書いていきたいなと思います。  


Posted by にちりんそう at 23:26Comments(0)日々☆

2015年12月03日

青と緑☆



何気ないおしゃべりの中ではっと気が付くことがある。

業者さんが、緑色のセルを差して青といつも言うんだけど、
なんでだろう?と同僚が言った。
色覚異常ですかね~、
赤と緑は聞くけど。。。うーん、なんでしょうね?
と話しながら、
まーでも、じゃあ、色変えたらいいですよ!
という結論に早々となり、会話が終わろうとしたとき、

「緑だけど青信号って言うじゃん?あれと一緒じゃないの?」と他の同僚が言った。

いやいやー、それと一緒ではないだろーと思いながら、

「そうですよねー、信号って緑色ですよね」と適当に返すと、

「俺さ、緑なのになんで青信号って言うんだよ!って小さい頃ずっと思ってた」と返ってきた。

「え、緑ってわかってたんですか?」と聞くと、

「だって緑じゃん」と言われた。

うん、まぁ確かに緑なんだけど・・・。

実は、私は、
「青信号は緑色だ」ということを他人に説明され、
実際に信号の側に緑色と青色を並べて理解するまで、
信号は青色だと思っていた。

だって、「青」信号だから。

認識の仕方は人それぞれだけど、
私は特に、「ことば」によって認識が作られていることがよくある。

それに対して、同僚は視覚から入って来る情報によって認識が作られている。

同じ場所にいても、同じものを見ていても、
同僚とは全然違う思い出の話になりそうで面白そうだわ、と思った。

よく、「あんたどこ見てるの?」と言われるくらい、
私は認知能力が低いけれど、
視覚から入って来る情報はほとんど活かされてないんじゃないかと疑いを新たにした出来事でした。
  


Posted by にちりんそう at 00:22Comments(0)日々☆

2015年11月25日

親指



大学に入る頃ぐらいまで、右手の親指の皮を人差し指でひっかくという癖があった。
時には血が出るまで。

大学に入って、ある日気が付くと、
もうやらなくなっていて、親指は皮膚が再生し、綺麗になっていた。

大学で心理学を勉強し、それはストレス反応だったことがはっきりわかった。
爪を噛むようなものだった。

癖なので、気づかないでやってしまう。
気づくのは皮膚がむけたとき。

ストレス反応だとわかってから、
私はそれを指標にするようになった。

だいたい、この癖が始まる頃が入口で、
次は小さなミスが重なる。
最後は何か大事なものをなくしたり、
車をぶつけると、もう止まらないといけない。

親指は自分のストレス状態を測る重要な部分になった。

ある日、私と同じように傷ついた親指に出会った。
同じ癖を持つ人だった。

みんなどうにかこうにかやってるんだな、と思うと同時に、
血が出るまでひっかくのは嫌だな、と思った。
この人の親指の血が出る前に、
この人の力になれるようにしようと密かに思った。

身体はなにかサインを送ると思う。
これ以上無理をしたら危ないよって。
そのサインをちゃんと受け止められるように、
他の人のサインが何なのか観察して、
ちゃんと気が付けるようになりたいなーと思う。  


Posted by にちりんそう at 23:08Comments(0)雑感。

2015年11月19日

会いに行くとき。




「今、会いに行かないと、きっと私は後悔する。」

と思う時が時々ある。


おじとおばが離婚したことを、数年経ってから知らされた。
ここ数年いとこと会わなかったのはそれが理由だったのか、と
わかったけれど、
一つ下のいとことこれからずっと会えなくなるのだろうかと思うと悲しくなった。

そしてもっと悲しくなったのは、
「まるで最初からいなかったように」、
いとこたちの話が一切出なくなったことだった。

中学生だった私は、どう受け止めていいのかわからず、
そしてどう話したらいいのかわからず、
あんまり親戚の会話に入らなくなった。

高校生になり、いとこがどの高校に進学したのかもわからなかった。
しかし、ある日、中部から通っていた一つ下の後輩が、
偶然にもいとこと同じ中学で、いとこの進学先を教えてくれた。

当時は携帯電話もなく、進学先を知っても、
自力で行ける距離ではなかったから、
大学に進学して自動車の免許を取ったら、と考えていた。

大学に進学し、免許を取得したが、
一体どう会いにいけばいいのか。

誰にも言わず、一人でずっと考えていた。

そして思い至る。
チャンスは卒業式だ、と。

県内は一斉に卒業式が行われる。
この日にいとこが進学した学校に行けばきっと会えるはずだ。
でももう、当時で5年会っていなかった。

第二次成長期を越えたいとこを見つけることができるだろうか、
そもそも、もうこちらの親戚とは会いたくないんじゃないか。
悶々としながら、3月1日の朝を迎える。

何があっても、もし話しかけられなくても、
少しでも見たい。
今、会いに行かなかったらきっと私は後悔する。

誰にも告げず、一人で高校の卒業式に。
その年は体育館の建て替えで、学校に行ったら会場が別だった。

花道を通るいとこを見つけた時、
大きな声でいとこの名前を呼ぶ。
彼女はとても驚いていた。

県外への大学進学が決まっていた彼女。
今は結婚し、県外に住んでいる。
この日会いに行かなかったら、
きっともう会うことはなかったんだろうと思う。


一昨日、彼女は誕生日を迎えた。
おめでとう、とメッセージを送ると、
昔の写真が出て来たと写真を送ってくれた。
4、5歳ぐらいのいとこと私が、ひな人形の前で写ってる。

あの時、会いに行って本当によかったと思った。

この人の手を放したくないと思ったら、
かっこ悪くても、なんでも、
なりふり構わず、進むしかないんだと思う。
  


Posted by にちりんそう at 00:50Comments(0)雑感。

2015年11月15日

お土産☆



3.11から三週間後、
当時好きだった人が、被災地に行くと言った。

「今見ておかないといけない」

そう真っ直ぐ言う彼を、「私が好きになった人だわ」と思いながら、
「私も一緒に行きたい」と言えずにいた。

私たちはとても仲が良かったし、
多分、「一緒に行きたい」と私が言えば、
きっと一緒に行くことになったと思う。

でも、パートナーがいる人と何日も外出することは、
いかなる理由があっても、私の倫理観は許さなかった。

それでも悩んでいた。
一人で行かせて大丈夫だろうか、と思いながら、
せめて、
どうしたら彼が見たものを一緒に感じられるだろう、と考えていた。

旅立つ日、
「お願いがあるの。お土産はいらないから、
地方紙を買ってきて。」と伝えた。
彼が東北にいる日々の様子を、
地方紙を読めば少しでもわかるんじゃないかと思った。

翌日、彼から電話がかかってきた。
「ことばが出てこない・・・。」
泣くんじゃないかと思うくらい、
彼は目の前の現実に打ちのめされ、傷つき、弱っていた。

どうして私は彼を一人で行かせてしまったんだろう。
何でもいいから一緒に行けばよかった。
電話の向こうで、「ことばがない」と繰り返す彼に、
「うん・・・。」と繰り返すことしかできなかった。

彼は約束通り、地方紙を買ってきてくれた。
毎日、買ってくれていた。
彼がいた時間、
東北ではこんな出来事が起こっていたんだなぁと思い、
そして地方紙の重要さを改めて思い知った。

待っているだけでは何もわからない。
知ろうとすることが大切なんだと思った。

そんな出来事から早4年。
お土産を渡したいから会いたい、とさっき連絡がきた。

約束があるから一瞬しか会えないと、
もう私は変わってしまったけれど、
彼は長野の美味しいお土産をたくさん買ってきてくれた。

そして、
「はい、これ。」
と、信濃毎日新聞をくれた。

  


Posted by にちりんそう at 23:33Comments(0)日々☆

2015年05月10日

「言えない」環境




セクシャルマイノリティは20人に1人と言われています。
40人学級だとふたりはセクシャルマイノリティ。

これを初めて聞いた人は「そんなにいるんだ?」
ってびっくりしたんじゃないでしょうか?


そして、「でも私の周りにはいなかった」と思う人もいると思います。


ちょっと待って、「本当にいなかったの?」
多分違います。

「あなたには言えなかった」だけです。

セクシャルマイノリティの活動に関わってから、
「実は自分は…」というカミングアウトを3件受けました。
そのうちの1人は、もう10年近く親しくしてる友人でした。

言えなくさせているのは私でした。

最近、モヤモヤした場面がありました。

私にはカミングアウトしていたゲイの友達。

仕事の話を他の人として、帰っていきました。

それから2時間後、話をしていた人が全く関係ない文脈で、
「男が男を好きになる心理がわからないって話をこの前したんです」
って雑談をはじめたんですね。

思わず会話に入り込んで、
「いや、わからないって言うか、あなた自身、
異性愛者になろうって思って異性愛者になりましたか?
同性愛者の人も同じで、
同性愛者になろうって思った人はいないんじゃないですかね?」
と言ったら、そっか〜と言って納得してました。

この人は全然悪気なかったし、
誰かを傷つけようという意識もなかったと思います。

でも、数時間前まで一緒にいた友達がこれを聞いていたら…と思うと、
ぞっとしました。
こうやって、「言えない」環境は作られ、
強化されていくんだなと思います。

そして私もそれに加担していたんだと。

自分らしく生きたい。
きっと誰もが願うことだと思います。

無知が誰かを傷つけ、
しかもそれはあなたの隣にいる友達かもしれないのです。

今年も頑張ろうと、決意を新たにした出来事でした。
  


Posted by にちりんそう at 10:32Comments(0)雑感。